simple things of simple days

気ままな言葉ばかりです。

Alina Zhdanova ジダーノワ アリーナ
映像作家 / グラフィックデザイナー

Monochrome Design
Alina Zhdanova - ARTIST


無題

今年、大事な人を亡くしました。

 

今までそういった経験がなかった私は、死というものがどういうものなのか、全くもってわからなかったけど、それは今でもわからないけれど、

 

たとえば、ふとした瞬間、一人になったとき、人と話しているとき、疲れているとき、移動の合間、電話を誰かにかけようとするとき、

 

その現実については私は理解ができていなくて、きっとそれを知った過去には理解をしていたんだけど、過去の出来事になってしまった今では、本当のこととはどうしても思えなくて、でも鮮明に思い出せるものがあって、まるで過去が嘘だったかのような気がするのだけど、

 

でもふとした時に流れ出す涙は、今でも止まらなくて、ただひたすらに涙が出続けて、

泣いているという気分ではなくて、ただ涙がでる。

とても悲しくて、また会いたくて、電話したくて、声を聞きたくて、

 

こんな悲しみがあるなんて知らなかったし知りたくなかったし

仕事で埋めても予定を埋めても、隙間でそれは襲ってきて、辛いです。

 

大事な人には死んでほしくない。

いつでも会えるところにいてほしい。

 

何がなんだかわからなくて、私はもう何をすればいいかわからないので、何かを作品を作りたいと思います。

 

もし天国があるのなら、一切苦痛のない幸せなところに居ますように。

心の底から願っています。

 

本当にありがとう。