無題
今年、大事な人を亡くしました。
今までそういった経験がなかった私は、死というものがどういうものなのか、全くもってわからなかったけど、それは今でもわからないけれど、
たとえば、ふとした瞬間、一人になったとき、人と話しているとき、疲れているとき、移動の合間、電話を誰かにかけようとするとき、
その現実については私は理解ができていなくて、きっとそれを知った過去には理解をしていたんだけど、過去の出来事になってしまった今では、本当のこととはどうしても思えなくて、でも鮮明に思い出せるものがあって、まるで過去が嘘だったかのような気がするのだけど、
でもふとした時に流れ出す涙は、今でも止まらなくて、ただひたすらに涙が出続けて、
泣いているという気分ではなくて、ただ涙がでる。
とても悲しくて、また会いたくて、電話したくて、声を聞きたくて、
こんな悲しみがあるなんて知らなかったし知りたくなかったし
仕事で埋めても予定を埋めても、隙間でそれは襲ってきて、辛いです。
大事な人には死んでほしくない。
いつでも会えるところにいてほしい。
何がなんだかわからなくて、私はもう何をすればいいかわからないので、何かを作品を作りたいと思います。
もし天国があるのなら、一切苦痛のない幸せなところに居ますように。
心の底から願っています。
本当にありがとう。